東京

昨日といい今日といい、レトロな雰囲気に包まれてる感じ。昨日は太田光がナビゲートするNHK「知るを楽しむ向田邦子 女と男の情景」、今日は堺正章・井上順が司会の歌謡曲特集(サッカー中継の裏番組)と柳家花禄がナビゲートするNHK「知るを楽しむ漱石が歩いた東京」を観た。
いつから始まった番組なのか知らないけど、NHK「知るを楽しむ」はどれもそこそこ面白いラインナップでついつい週を通して見たくなる。でも昨日の向田邦子の特集よりも、今日の漱石のほうが面白かった。向田邦子のほうは視点がちょっと短絡的な気がするし、彼女について論ずるのを聞いてたらNHK「あ・うん」「阿修羅のごとく」よりもTBS「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」の映像が観たくなったので、むしろTBSに総集編をやってもらったほうがいいかなと思ってしまう。
一方、柳家花禄の「漱石が歩いた東京」は面白かったー。漱石のユーモアはイギリス留学じこみ・・・だけじゃなくて、江戸っ子気質の寄席好きから来ていたなんて思わなかった。テキスト(のようなもの)を立ち読みしたら、どうやら神楽坂の毘沙門天や「竹邑」も紹介するみたいだ。来週以降も楽しみ。花禄の寄席にも行ってみたくなったので調べてみたら、彼は劇団キャラメルボックスの事務所に在籍してることがわかり、なんだか学生時代の思い出で甘酸っぱい気持ちになる。
ところで堺正章と井上順の歌謡曲特番はあいざき進也ムッシュかまやつがでると聞いて録画しておいたのだけど、トップバッターの中尾ミエが歌いきったところでおなかいっぱいになってしまい、そのままTVを消した。いつか暇なときにでも観よう。VTに上書き録画さえしなければ、いつか。