2006-01-01から1年間の記事一覧

今年の映画をみっつ

いつも更新を楽しみにしているid:zoot32さんのところで「2006年の映画をふりかえる」という企画をしていて、普段は読んでばかりのわたくしタナカもいまから駆け足で参加させていただきます。まだ間に合いますように。 設問はこんな感じです。 1. 名前(id、…

あたし、しあわせよ

西友の生鮮売り場で「しあわせ」を買ってきたの。あたし、今日は何をやってもツいてなくて、大事なメモは捨てちゃうし、保留にしたつもりの電話を切っちゃうし、部長がいるところでカツラ疑惑説にバカうけしてゲ〜ラゲラよ。そんなあたしだから買わずにはい…

新すぃ日本語

文明の憂鬱 (新潮文庫)作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/12/22メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 15回この商品を含むブログ (42件) を見るその文体のせいか、まだ若いのにおじさんみたいな人だなぁと思いながら読んでいたのだけど、他…

読書する女

喫茶店の窓辺で静かに読書する女。冷めかけたコーヒーの匂いとページをめくる音。うつむいた横顔の長い睫、背表紙にかかる細い指に見とれながら、思わず「あちらのお嬢さんにあたたかいコーヒーのおかわりを」と言いたくなりま(せん) そんなことはさておき…

コーヒーも冷める距離

このところの気候といえば 昼間は上着がいらないくらい暖かいのに 朝晩はマフラーが必要なくらい空気がつめたくて 秋からだんだん冬へと変わっていくような そんな季節に あたたか〜いんだか、つめた〜いんだか、 ぬるめに出来上がってる感じの マックスコー…

明日は明るい日と書くのね

深まる秋。 紅葉を楽しもうと遠出したついでに とあるお寺に立ち寄って ゆっくりお茶をいただいてたら 疲れきって汚れちまったOLの心に じんわり染みるメッセージ、発見。 ※写真が暗くなってしまったのが大変残念です お寺の住職が書いたものみたい。 ・・・…

「カリスマ」

先日から、なじみの本屋さんに「サイン会」の告知が貼ってあって、気になるけれどもちょっと直視できないわたし*1。愛のカリスマ、日曜の午後3時からサイン会だよ!さすが名前にカギカッコがついてるだけのことはある。当日は男性と女性、どちらが多く集まる…

あのひとのかおり

ある人殺しの物語 香水 (文春文庫)作者: パトリックジュースキント,Patrick S¨uskind,池内紀出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/06/10メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 36回この商品を含むブログ (160件) を見るグルヌイユが街にやってくるよー! 初め…

いろんなことに夢中になったり飽きたり

日曜日の午後、畳にごろんと横になってぼんやりしていると、窓の網戸からは隣家の猫がにゃーおとながく鳴いている。横で目を閉じている人のシャツの胸に耳をつければ、とく・とく・とくと心臓音。そのまま窓の外をみると、青空をすいと雀が飛んでゆく。さっ…

おかいもの

思わぬ残業で遅くなった帰りみち、今日で期限切れの割引チケットを片手にお買いもの。閉店間際に滑り込み、3枚の中古と1枚の新譜をレジへ持ってゆく。店内のBGMが変わり、ちょっと気の利いた感じの音楽が流れたので 「いまかかってるの、誰ですか」とレジの…

ださーって

田中よりもタナカと書くほうが、なんだかあっさりしていそうに思えたんです。美味しくないものはあっさり残す、行列ができてるものはあっさりあきらめる、一円玉のお釣りはあっさり受け取らない、バスが来なけりゃあっさりタクシーに乗る。そんな感じのタナ…

かわいくない

楽しい思い出をたくさん並べても不安が勝ちそうなときは、布団をかぶって寝ちゃうのがいちばんだったのであって、電話で誰かに詰問したりしてはいけないんだとしょんぼりしながら思う。今からでも遅くない、布団をひこう、そして寝てしまおう。目を覚ますこ…

これがまた

しばらくまえの文章で「すぐ店頭から消えてしまった」と書いてしまった、永谷園の異色ふりかけ「トッピー」。 ふだんあまりパンを食べない(特に食パンは食べない)ので気が付かなかったのだけど、近所のスーパーでイチゴジャムやらピーナツ・バターと並んで…

街のひかり

残業で遅くなったりする日は音楽も聴きたくなくなって、通勤電車でも本を開いたりもせず、ただなんとなく窓の外を流れてゆく街の光をぼんやり眺めながら、今から10時間後にはまたあの机に座って働いてるんだな、今からたった10時間の間に帰宅して、夕食を作…

あのひとの脚

むかし、ビートルズをほとんど聴いたことがない人と一緒にヴィデオで「イマジン」を観ていたら、ジョン・レノンがふざけて変な歩き方をしたシーンがあって、それを観たその人が「ふーん、ジョン・レノンってこういうこともする人なんだ」と言ったのに対して…

わたしのやのあきこ

矢野顕子は何かにピリオドを打とうとしているのか、それとも何かを始めようとしているのか。去年「はじめてのやのあきこ」というアルバムを出したのに続き、先日23日にデビュー30周年記念ベスト盤*1「いままでのやのあきこ」を発売。しかもオビには「次のア…

ハチミツとクローバー 9 (クイーンズコミックス)作者: 羽海野チカ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/07/14メディア: ペーパーバック購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (641件) を見るびっくりするような展開は特になかったけど、泣いた。

ここではないどこかへ

世界じゅうの誰もが知っているセクシー美女。知的というより痴的という感じの、とろんとした目つきと舌っ足らずな物言いで、男たちとの噂が尽きなかった女性。野球選手や作家から政治家まで、彼女のかがやくブロンドと乳白色の肌に夢中になった。実際に会っ…

祭りのあと

中田英寿選手の現役引退宣言が話題になってますが、彼の奇抜なファッション以外にあまり興味がないし、私のなかでサッカーWCは終了したことにします。さっそくこの初夏の思い出に一枚のコンピ盤を聴きました。 うわ!サッカーWCに乗っかっちゃったコンピ盤!…

おはよう

早朝、鳥のさえずりや目覚めたての街の音を窓ごしに聞きながら、すこし汗ばんで眠る額に口づけようとしてやめた。こうして一緒に過ごすために作ってくれた時間。起こしてしまうのはかわいそうなので、そのぶんじろじろと寝顔を眺めていたら、きれいなリズム…

僕についておいで

お久しぶりの更新でご無沙汰しました、みなさんお元気ですか。タナカは元気にしています。先日とうとう念願の引越しをしたのですが、ネットの開通までもうすこし時間がかかるみたいなので、しゅーんとしながら生活しています。自分がこんなにインターネット…

やっぱりそうだよなぁ と思ったのは私だけでしょうか。そうなの?皆がそう言うならそういうコトなの?と何となく疑問に思っていたのですが、いまいち自信が持てなかったんですよ。人の数だけ価値観があるとはいえ、おかげさまでとてもスッキリしたのは何故で…

こんぺいとう

ネットをふらふらしてたら見つけた携帯ストラップ。やはり「七色こんぺいとう」と言うからには、これはマストアイテムなのかもしれない。しかしこんぺいとうとは全く関係のない、妙ちきりんな「英文格言」がついてるらしいのがいまいち惜しいところ。「二兎…

ほんのお足代ですが

「チャーリーとチョコレート工場」を友人宅で鑑賞。チョコレートのパッケージに「ゴールデン・チケット」が封入されていたら、お菓子メーカーのウォンカ社に工場見学できるという話。ワンマン社長役が三国連太郎、元工場作業員役が西田敏行というゴールデン…

君も僕もみんなも

Telex「How Do You Dance?」とうとう出ましたネ。数週間遅れでようやく聴きました。EU盤にはケースにシールで「ダフト・パンクもジェフ・ミルズもモービーも影響を受けたバンド」みたいなことが書いてあるけど、石野卓球も入れてほしかった感じ。さっそく…

異文化コミュニケーション

気の進まない人から夕食の誘いを受けたので「ごめんなさい、その日はお父さんと一緒にご飯を食べたいから無理なの」と柔らかく答えてみたところ、まったく意に介せず「じゃ、大丈夫な日に再調整しようよ、いつがいい?」と明るい返事をいただく。すこし投げ…

ヨイン

カバンの中には自分の荷物と、数冊の本とCDと、お菓子。いっぽう目に見えないお土産は私の気持ちのなかに、ぎゅっとしまってしまう。誰かに話して聞かせたところで誰にも関係のない、本当に他愛のないことばかりだけど、大事に大事に胸にしまっておく。楽…

復讐は黒のドレスで

赤いドレスも白いドレスも、もちろん愛し合っている間の素肌も美しかったけど、復讐に燃える女が身につけたのは黒いドレス。その手元には銃、その銃口は男の身体に向けられ、その男が口にするのは「必ずや食べる」と誓ったあの肉。冷酷なまなざしでトリガー…

ハイテクノロジー

無人で動く電車に乗って、海辺の街へ。目指すは某科学館。お目当ての展示はチケット完売ということで次回へ繰りこし、遠足の学生に混じって常設展の標本や展示を眺めてゆく。新聞に載ってるような最新の科学用語、言葉だけは知ってるけど実はよくわかってい…

雨、くつ、かさ、時計

一刻もはやくある場所へ行きたいのに、雨。ジーンズの脚を濡らし、すこし肌寒い。季節に似合わぬセーターの下は、鼓動がとくとく高鳴る胸。かかとに羽が生えたみたいに、はやくはやくと自然と歩みも速くなる。電車に乗ったら、途中の停車駅なんか目的地まで…