わたしのやのあきこ
矢野顕子は何かにピリオドを打とうとしているのか、それとも何かを始めようとしているのか。去年「はじめてのやのあきこ」というアルバムを出したのに続き、先日23日にデビュー30周年記念ベスト盤*1「いままでのやのあきこ」を発売。しかもオビには「次のアルバムのタイトルは『これからのやのあきこ』です。」って。何の区切りをつけるつもりなのかしら。
現在の彼女が自選した今回のベスト盤「いままでのやのあきこ」はいまいち選曲のパンチが弱いが、名刺がわりの曲も入ってるし、うれしい収穫もある。ソニー時代に発表した曲のなかでＣＣＣＤとして発売され、今までアルバム未収録だったシングル「あたしンち」が今回のベスト盤に入ってる ・・・がしかし、それでも２ＣＤ+ＤＶＤで5000円はどうだろう？ それだったらライヴ・ドキュメンタリ「ピアノが愛した女」（1992年）をＤＶＤで出してください。*2。そんなことを思いながらも、薄い財布をさらに薄くする想いで買わずにはいられませんでした。
でも私はかなしい。さっそく再生してみるも、やっぱりわたしの「いままでのやのあきこ」はコレとちがう！という想いがふつふつと。気が付けば彼女のプレイリストを作ってしまったので、ここで発表します。好きな時代が色濃く出ちゃってる贔屓目リスト、題して「わたしのやのあきこ」。
「わたしのやのあきこ」
１）ただいま (1981 「ただいま。」)
２）You're The One (1980 「ごはんができたよ」)
３）ぼんぼんぼん (1980 「ごはんができたよ」)
４）Good Night (1982 「愛がなくちゃね」)
５）What's got in your eyes? (1982 「愛がなくちゃね」)
６）おいしい生活 (1982 「愛がなくちゃね」)
７）Tong Poo （1980 「ごはんができたよ」）
８）相合傘 (1976 「長月 神無月」)
９）Super Folk Song (1992 「Super Folk Song」)
10）New Song (1995 「Piano Nightly」)
11）さようなら (2000「Home Girl Journey」)
12）一分間 (1986 「峠の我が家」)
13）おおパリ (1992 「Super Folk Song」)
14）Player (1992 「Super Folk Song」)
15）Home Girl Journey (2000「Home Girl Journey」)
みんなもベスト盤が気に入らなかったら自分でプレイリストを作っちゃうのがいいと思います。七色こんぺいとう的ジゴロ歌手（日本代表）の門松敏生も「ベスト盤のようなローコスト、ハイリターンを求めて作っていいのか！ と思う。今の時代、ベストはファンが自分で作ればいい」と言ってますよ。
