針すなお

一向に風邪が回復する兆しがないので、あきらめて近くの内科へ。同じく風邪らしき人たちと待合室で待つこと小1時間、ようやく名前を呼ばれて診察室に入り「アー」とか声を出したり自ら服をまくって手を入れられたり。そのあと白衣の人はサラサラとペンを走らせながら「今の時期だとインフルエンザってことはなさそうですね、とりあえず注射しておきます」となんともアバウトなことをおっしゃる。それくらいだったら私だって言えそうなんですけど・・・
腕をまくって注射を受ける間、子供のときと同じように顔を背けてしまう。自分の腕に針がプッスリ刺さっているところをどうしても直視できない。フォークやペンの先でさえ背筋がゾクゾクしてしまう先端恐怖症の人にとっては、あんな鋭利なものが腕にささってるなんて考えただけでも失神ものなのです。風邪なんてキライ、注射はもっとキライ。