あたし、しあわせよ

しあわせ?

西友の生鮮売り場で「しあわせ」を買ってきたの。あたし、今日は何をやってもツいてなくて、大事なメモは捨てちゃうし、保留にしたつもりの電話を切っちゃうし、部長がいるところでカツラ疑惑説にバカうけしてゲ〜ラゲラよ。そんなあたしだから買わずにはいられなかったんだけど
量が多いとかそんなことは置いといて、さっそく「しあわせ」にお箸をつけたけど、なぜかしら。あたし、とってもさびしい気持ちでいっぱい。世界ってこんなに灰色だったかしら? きっとしあわせってお金で買っちゃいけないものなのね。

新すぃ日本語

文明の憂鬱 (新潮文庫)

文明の憂鬱 (新潮文庫)

その文体のせいか、まだ若いのにおじさんみたいな人だなぁと思いながら読んでいたのだけど、他にも平行して読むものがあってなかなか進まず。とにかく真面目そうな人だよ・・・とゆっくりペースで頁を進むと、こんなことが書かれていました

私は実を言うと、マイケル・ジャクソンという人に、恐ろしく興味があります。(中略) 彼がクインスィ・ジョウンズとともに作り上げた前述の『スリラー』は、商業的な意味でも、音楽的な意味でも、ポピュラー・ミュージックの歴史における一つの事件でしたし、その歌い方も、踊りも、あるいはプロモウション・ヴィデオの演出も、当時はすべてが革新的でした。

Thriller (Spec)
わー、握手握手!私もMJのアルバムでは『スリラー』がいちばん好き!*1アルバム最後の「Human Nature」〜「The Lady In My Life」の3曲がいちばん好き!
まーそれはともかく、クインスィ・ジョウンズという書き方はどうなんでしょ? ピーター・ガブリエル、オアシス、ガービッジ、などのカタカナ表記に「?」と思うことはあれど、この場合は普通にクインシー・ジョーンズでいいんじゃないかしら。最初に見つけたときは真面目すぎてすこし笑っちゃったけど、今も微妙にむずがゆい。

*1:著者もこのアルバムがいちばん好きかどうかは書かれていません

読書する女

corcovado2006-12-04

茶店の窓辺で静かに読書する女。冷めかけたコーヒーの匂いとページをめくる音。うつむいた横顔の長い睫、背表紙にかかる細い指に見とれながら、思わず「あちらのお嬢さんにあたたかいコーヒーのおかわりを」と言いたくなりま(せん)
そんなことはさておき、
この写真の女性、男性のみなさんはおそらくご存知ないと思いますが、多くの女性にとってはお馴染みかもしれません。
デパートや駅で時折目にする「読書する女」。いつもいつも、ひとり本を片手ににこやか&さわやかに佇んでおります。
服装からもなんとなくわかるように、ここ数年どころか、しばらく昔からたったひとりで、にこにことおトイレで読書中。しかも施設のしかるべき用途を無視するかたちで、まるで喫茶店の椅子にでも座ってるみたいな雰囲気です。
いつも彼女と個室でふたりきりになるたびに、ああ何を読んでるんだろう、今日の本はそんなに面白いの?と思うのだけど、彼女はただにこにこするだけで何も教えてくれない。秘密はずーっと秘密のまま。
 
この機械が設置してあるおトイレには大抵このお姉さんのステッカーが貼ってあります。女子のみなさんはこういう機械を使っています。

コーヒーも冷める距離

corcovado2006-11-21

このところの気候といえば
昼間は上着がいらないくらい暖かいのに
朝晩はマフラーが必要なくらい空気がつめたくて
秋からだんだん冬へと変わっていくような
そんな季節に
あたたか〜いんだか、つめた〜いんだか、
ぬるめに出来上がってる感じの
マックスコーヒー発見
 
やっぱり外で飲むなら暖かいコーヒーが美味しい季節
なのではないかと

明日は明るい日と書くのね

corcovado2006-11-18

深まる秋。
紅葉を楽しもうと遠出したついでに
とあるお寺に立ち寄って
ゆっくりお茶をいただいてたら
疲れきって汚れちまったOLの心に
じんわり染みるメッセージ、発見。
※写真が暗くなってしまったのが大変残念です
 
お寺の住職が書いたものみたい。
 
・・・・・、
今こうして見直してみても
例えようのない気持ちがこみ上げてきます。


今は2006年11月。
タマちゃん、今も元気でくらしていますか。

「カリスマ」

corcovado2006-11-08

先日から、なじみの本屋さんに「サイン会」の告知が貼ってあって、気になるけれどもちょっと直視できないわたし*1。愛のカリスマ、日曜の午後3時からサイン会だよ!さすが名前にカギカッコがついてるだけのことはある。当日は男性と女性、どちらが多く集まるのかしらん。

*1:でもしっかりポスターの写真は撮った

あのひとのかおり

ある人殺しの物語 香水 (文春文庫)

ある人殺しの物語 香水 (文春文庫)

グルヌイユが街にやってくるよー!
初めて小説「香水」を読んだときは怖いやら酷いやらで興奮のあまり鼻息を荒くして一気に読み、しばらく後になって文庫化されて再読したときは物語のやるせなさに胸をきりきりさせながら読んだ。
この世に生を受けてまもなく母に捨てられ、その後いっさい家族を持たず(持てず)、愛を知ることなく天涯孤独で生きる主人公・グルヌイユ。人間らしい感情を理解できず、もくもくと肉体労働にあけくれる日々。愛情だけでなく見てくれにも恵まれなかった彼は、たったひとつだけ神に許された能力があった。それは嗅覚。街にあふれかえる匂いや香りをひとつひとつかぎ分ける、暗闇でも嗅覚でものを感じることができるほどの、人並みはずれた嗅覚だった。ある日偶然にしてグルヌイユはある人にであってしまう
のだが!
話の続きは来年3月、映画館で確認してください。予告を見る限り、映画版グルヌイユは私のイメージどおり骨っぽい痩せ型体型にうつろな視線。期待できそうです。