音楽

Love Letters
小林桂「Lullaby of Birdland」
週末にどこかで食事をしていたら、横のテーブルに座っていたOL風のお姉さんがふたり、彼の話をしてた。友達に小林桂くんのライヴに誘われて行ってみたんだけど、ステージでの彼の立ち振るまいを見ていたらその自己愛の強さにすっかり熱が冷めた、とのこと。実際は何がどうマズかったかを事細かく色鮮やかに話していたのだけど、なんというかもう、もしそれが質の悪い冗談だとしたら本当によく出来ていて面白いくらいだった。たしかに言われてみればそういう風に見えなくもないんだけど、そんな風に言ってしまうと本当に身も蓋もない。(同じジャズでもサックス吹きの某氏みたいに)自己愛強めが似合うようになるにはもう少し人生の脂みたいなものを背負ったほうがいいのかもしれず、そうすると若くてグッドルッキンな彼にはもうすこし時間が必要なのかもしれない。どうせならもうすこし今の魅力を音源やライヴで楽しませてくれてから、ゆっくり歳を取ってくれればいいなと思います。