時間旅行

corcovado2006-03-06

昨日買った3冊のうちの1冊は1997年発行の雑誌「This」。レジ台の下に無造作に置かれた古雑誌の中にちらっと表紙が見えて、おや?と手に取った。これは小山田圭吾砂原良徳・・・と、これは常盤響?あともう1人はダーレ? と中を開くと中原昌也だった。(若すぎてわかんないよ!今より若干顔色も良さそうだし!)
巻頭特集は「世紀末モンド・ショッピング」。この4人にロサンゼルスの蚤の市でお買い物させるというもの。それぞれ好みの雑貨やレコードなどを買う様子を写真で紹介、現地コレクターのお宅訪問なんかもあって、気がつけば「この本もお願いします」とお買い上げ。しかもコンディションのよい本なのに何故か「半額にしときますね」と言われ、缶コーヒーよりも安くなってついつい表情がほころんじゃう。
さっそく近くの喫茶店でお茶を飲み飲みページを開くと

韓国のポンチャック歌手「李博士」のジャケットなどで「ストレンジ感覚」が満載のビジュアルを展開するグラフィック・デザイナーの常盤響

とか書かれててお茶を吹きそうになるも(イ・パクサが代表作なのか・・・)、この4人の戦利品を見て再びにんまり。コーネリアスは「猿の惑星」グッズや60年代のカラーウィンドウ、まりんはオメガのLEDウォッチやTWAのトラベルバッグ、常盤響はフィッシャープライズの子供向けポータブル・レコードプレイヤー、そして中原昌也はIlhan Mimarogluのアナログや「ウォレスとグルミット」のVTをお買い上げ。
・・・と、そんな感じで満足しとけばいいものを、つい出来心でこの古本の相場がいくら程度なのか調べてみたら、約15倍の値をつけてるところもあった。心のなかでちーさくガッツポーズ。